具体的な取り組み、目的実現できた話

具体的な取り組み、目的実現できた話

連棟住宅の端家にお住まいの60歳代単身の女性でした。

介設に追われて来られた人生の後半、大好きな両親と過したこの家も今や老朽化し、いつ地震が来て倒壊するかわからない状態で不安な毎日を過ごされている。

私どもに相談を持ちかけられたことから始まる。

ご親戚の家へご同居となり、空き家になるこの想い出の家を出られることになるが、他人にこの想い出の家を利用されたくないお気持ちが強く、そのご意思を尊重する形で解体へと踏み切る。勿論、隣接地の方へ連棟住宅の切り離しに関する同意承認を頂き無事解体完了となる。

ただ連棟住宅を切り離した土地というのは、元々、連棟住宅で共有していた柱が半分この土地に残った状態(隣家の越境物)であり、全体利用できない土地です。
この越境物とは、隣家が将来解体される時までの権利です。
よって土地の評価も通常よりも安くなる為、想い出のあるこの士地を高く売りたいと思われても、そう簡単に高く売ることは難しい物件です。

そこで当社がこの土地に建物を新築することで、この土地が新築用地として高く見えるとのご提案で販売活動となる。
土地は仲介という形で通常の相場で取引が完了し、当社が新築を請負、次にご購入下さいました新婚のお客様も全てをご理解頂き、ご納得の上お住まい頂く運びとなりました。
全てが完了したことで、売主様、買主様も大変お喜び頂いたことは言うまでもございません。
売却のご相談だけだとその仕事で終わってしまいますが、このお客様とは現在も色んな人生感や多岐に渡りお話しできる関係となりました。

昨年も台風の影菩から、ご親友の家の壁や瓦が剥がれ落ち、復旧のお手伝いをさせて頂くこともでき、人と人の繋がりがどれほど心地よく大切なものかを教えて頂きました。

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